時間については文部科学省の小学校学習指導要領、量と測定の
(3)時間について理解し,それを用いることができるようにする。
ア 日,時,分について知り,それらの関係を理解すること。
として小学校2年生で学ぶことになっています。
4,5才で家族の会話の中で時間についてたくさん話す機会はあるので、その時期になったら自宅で時計の読み方と時間の感覚を前倒しで教えるべきです。
このサイトで一貫していることは前倒しで学習して子どもの負担を減らすという考えです。(もちろん、無理をして前倒しをするわけではありません。会話や生活の中でその項目が出てきたら学習するということです。)
さあ、それでは早速、楽しくかんたんに時計の読み方を学習していきましょう!
スポンサーリンク目次
最初は短い針だけ
短い針の正式名称は時針(じしん)です。時の針と書いて時針だから時間を表すということも説明します。当然、まだ漢字を読むことはできないと思いますが、説明して漢字を見せるだけでいいです。無理におぼえさせる必要はありません。時計の読み方を紹介するページですが、時計の読み方に関連して他のことも学べるのであれば、貪欲に説明して、知識を吸収させてあげてください。
12時からスタートして1時、2時と12時まで時計の針を回して進めます。
スポンサーリンク次は長い針
長い針の正式名所は分針(ふんしん)です。分の針と書いて分針だから分を表します。
分針を説明する際にはお子さんは60まで数えられて、理解していることが必要になります。
もし、60まで数えられないのであれば、先に60まで数えられるようにします。
次は秒針
秒針は分針と考え方は同じです。秒針を見ながら1から60までかぞえます。
これをすることにより、60秒が1分になることを説明できます。
ちょうど(ぴったり)の時間を教える
お子さんが起きる時間からスタートして一周します。このときに例えばですが、食事をする時間が7時、12時、6時(18時)であるなら、その時間になったときに、
今は7時だから朝ごはんだねなどとその時間ですることを説明します。、その他にはお風呂、起きる時間、寝る時間などがあります。
日常生活にとり入れる
出かける前に時計を見ながら、「あと~分で、~時になったら公園に行くよ」。「あと~分で、、~時になったらお風呂に入るよ」とお子さんに声かけをしてください。
キッチンで時間間隔を磨く
キッチンタイマー、トースター、レンジを使うと分の感覚が実感できます。トースターを3分つかったら、3分だから、20回で1時間になるよなど、そのときに理解できなくてもとりあえず説明することが大事です。キッチンタイマーを5分使ったら、「2回使えば10分だね。」「12回使ったら60分で1時間だね。」などです。
バス、電車の時刻表を使う
子ども(特に男の子)は電車とバスが好きです。時刻表をプリントアウトするか、スクリーンショットして目の前をバスか電車がその時間の前後に通るということを教えます。線路で電車を見る場合には駅の出発時刻と実際に見えた時間を記録して「駅を出発してから~分で見えたね」と腕時計と時間を比べて話してください。この話はあとで、時間と速度(時速)などの話をすることもできます。(と言っても小学6年生になるので6年以上たってからの話です。)
5分、10分、15分で刻む
ある程度、時計が読めるようになってきたらさらに刻んでいきます。15分が60分の1/4であること、10分が60分の1/6、5分が60分の1/12であることも説明します。もちろん、分数はまだ習っていませんが分数を習うまで待つ必要などどこにもありませんので、前倒しで説明します。
本を使って時計の読み方を教える
とけいのほん 2冊セット
とけいがよめるようになる! とけいくん (音のでる知育絵本)
知育学習アナログ時計を利用
知育学習アナログ時計を持っていれば、毎日、時間の話を意識してするようにすれば、楽しくかんたんに時計の読み方がわかるようになり、時間に対する感覚も磨かれます。この時計は私も持っていますが、秒針に対応する「秒」も記載があり表示されているのでこれ1つあれば、時計の読み方、時計に関する問題をすべて解決することができます。色も子どもの好みの原色を多用していますので、子どもも気に入りますし、自分の時計ということでさらに時計の読み方の学習に意欲がわくはずです。
SEIKO CLOCK (セイコークロック) 掛け時計 知育 アナログ 白 KX617W
SEIKO CLOCK (セイコークロック) 目覚まし時計 知育 アナログ 青 KR887L
目覚まし時計もあるので子どもが自分で起きる時間や何かする時間でアラームをセットさせるとさらに時間感覚を磨くことができます。